*<처음읽는 독일현대철학>과 <<本当にわかる現代思想>을 계속 다룹니다.
이번에는 9장(한나 아렌트)를 아래와 같이 공부합니다.
가/ 원문 강독
나/ 발제(임미애씨), 20분
다/ 일본어 교재 강독
라/ 질의응답, 토론
조별토의는 없습니다. 학술장은 일본어 번역의 담당을 배분합니다.
이번 회에는 <유재통신>이 있습니다. 闇然而章은 33편입니다.
-漢文古典講讀(12시~1시)
-闇然而章(33편)
-공지
-굴에서 얼보기(讀顔餘論 낭독이 있습니다.)
-영원한-자기소개
-周天
-복습
-낭영(朗迎)
-<유재통신>
-討世明人
-저녁식사(4시 30분~)
-교재 공부/(6시~8시30분)
-離別禮
「人間の条件」とは何か?
◆ 全体主義の起源・世界疎外・複数性
ハンナ・アレントはドイツ系のユダヤ人であり、大学時代には、ハイデガーやフ ッサール、ヤスパースといった、そうそうたる哲学者のもとで学んだ。ナチズムの 台頭のために、フランスに亡命したが、ナチスのパリ進行によって捕えられ、強制 収容所に収容された。戦後になって、アメリカの市民権を獲得し、そこで執筆活動 を行なった。アレントは、六〇年代に左翼運動との関連で読まれたが、九〇年代に なって「アレント・ルネサンス」が起こり、現在アレント思想への関心が高まって いる。
アレントが世界的に注目されるようになったのは、一九五一年に発表した『全体 主義の起源』からである。 彼女の体験から考えても、「全体主義」がどうして生ま れるかは重大な問題だったが、アレントは個人的な感情をこえて、人類全体の問題 として解明しようとした。
この問題に対するアレントの基本的な観点は、「ナチがわれわれと同じ人間であ る」ということにある。彼らは異常で残虐な人間というわけではなく、私たちと同様、ごく普通の人間なのだ。しかし、この視点は、多くの人々に不安を抱かせるこ とになるだろう。というのも、私たちもまた、状況しだいでは、ナチのように行動 するかもしれないからだ。
ありていに言えば、誰でもが全体主義に走ることができる。これこそが「人間」 なのだ。とすれば、そもそも「人間とはいったい何なのか」を問い直すべきではな いだろうか。こう考えて、アレントは1958年に『人間の条件』を公刊したわけ である。この書でアレントは、「私たちの最も新しい経験と最も現代的な不安を背 景にして、人間の条件を再検討」している。
アレントが「人間の条件」を解明するとき念頭においているのは、現代世界にお ける「疎外」現象だ。 この概念は、ヘーゲルやマルクスに由来しているが、アレン トは「世界疎外」と「地球疎外」いう言葉で表現した。 アレントによれば、「世界 疎外」が近代社会の進路と発展を決定し、 「地球疎外」が近代科学のあり方となっ ている。この果てに、 大衆社会や消費文化が生み出され、原子爆弾が作られたのだ。 こうした「疎外」に着目したアレントの現代批判は、かなり手厳しい。
ただし、アレントが『人間の条件』でモデルとしたのは、古代ギリシアにおける 「ポリス的動物」という規定であり、議論すべきことが多い。それでも、公共空間 において、自由に議論し合い、他者の観点をも受け入れながら、「人間の条件」と しての「複数性」を探究することは、現代思想でも重要な課題となっている。